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「紙幣」というなの紙切れ

テーマ:[生活]
更新日: 2018年 4月 14日(金)
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はじめに

一枚の紙幣と金塊を比べる天秤のイラスト
© C.T.Labo

みなさんは「お金」をどのように捉えていますか?

将来のために今のうちに稼いでおいて、貯めた貯金で将来裕福に暮らしたい。。。

お金」をそのように捉えているなら、間違えです。紙幣や小銭それ自体に何も価値はありません。色々な付加価値がついて初めてそれに意味を持ちます。

目次

  1. 1. 紙幣とは
  2. 2. 世界の「お金」事情
  3. 3. 紙幣と金塊とBitcoin
  4. 4. まとめ

「紙幣」とは

たくさんの紙幣の画像
引用:Pixabay

ポケットに入れ忘れていた一万円を見つけた時に、私たち日本人はこれで少しの贅沢ができると考えてしまいます。しかし、一歩下がって、その紙切れを見てみると、簡単に破れてしまうメモ帳の一ページと、物理的には同じく簡単に破れてしまうお札にどのような違いがあるのか考えたことはないでしょうか?

ポケットに入っていた一万円を見た時に、まるで宝石を発見したかのように考えてしまいますが、実際それ自体に意味があるのではなく、「お札」を意味のあるものにしているのは安心と信頼なのです。

例えば、偽札が簡単に作れてしまう紙幣に、あなたは無条件で信頼が置けるでしょうか?恐らくは置けないと思います。「紙幣」を意味のあるものにしているものの一つは、簡単に類似物を作れないことにあります。

それは、金塊ダイヤモンドが価値を持つのと同じ原理で、誰にでも生産できてしまえば、価値を失ってしまうのです。

この世界が錬金術が成功した世界線なら、今頃、金色を使った何かは全て本物の「金塊」で作られていると思います。たとえコンクリートの一部を金色に装飾したいと考えたのなら、今頃「金塊」を踏んづけて生活していたかもしれません。

もう一つ紙幣に価値を持たせる要因があります。それは、政府や銀行が簡単にお金の絶対量を増やさないことです。日本を例にとってみても数十年前には100円以内で買えたお菓子の量といま現在、100円以内で買えるお菓子の量は違うと思います。その原因となったのは、日本円の絶対量が増えてしまったことにあります。二十年前の給料20万円と今の給料20万円は全然違う価値を持ちます。

世界のお金事情

紙幣でできた国旗の画像
引用:Pixabay

ポケットに入れ忘れていた一万円を見つけた時に、私たち日本人はこれで少しの贅沢ができると考えてしまいます。国と時代によっては全く違う解釈を持つでしょう。例えば、ギネス記録にもなっているお札では、100,000,000,000,000,000,000(1垓)ペンゲーというのがあります。1946年にハンガリーで発行されたお金です。そう考えると、10,000ペンゲーがポケットに入れ忘れていたとかだと、一円よりも価値が薄いものに贅沢だという感情はおそらく湧かないでしょう。

日本人は現状、紙幣・小銭をほぼ無条件で信用し、変動しないという安心感と偽札が発行されにくいという信頼感を持っています。偽札かどうか調べるのがむしろ失礼なくらい安心して現金の取引を行っています。

筆者がこの前コンビニで、5000円札をレジに出した時に偽札かどうか確認されたのは内緒。

社会の授業で見たショッキングな画像の一つに、ドイツのハイパーインフレの時に、大量の札束を積んだリアカーを子供が引っ張っている写真を覚えているでしょうか?

先ほどの例とともに、過去の例を出しましたが、現在でもハイパーインフレを行いお金の価値を大幅に下げる発展途上国の政治家が世界にはまだまだたくさんいます。それどころか中南米では国内のお金ではなく、ドルの方が信頼できるという理由で、お金の取引に別の国の紙幣を使用したりする国もあるぐらいです。他にも、時刻のお金が信頼できないため、身体中に宝石や金などを常に身につけて生活している国の人がまだまだたくさんいます。

日本では考えにくいことです。最近、デフレから脱却するために紙幣を発行すると政府が決めましたが、その影響も全然感じられません。日本人の購買力の低さはそこがありませんね。

それどころか、世界が不安を抱えると日本円の価値が大幅に上がったりします。理由は、日本人の購買力の低さと簡単にお金の絶対量が増えないと安心感があるからですね。北朝鮮が日本海にミサイルを打ち込んでも、日本円の価値が上がるくらい私たちが普段使っているお金は世界的に信頼のある通貨なのです。

紙幣と金塊とBitcoinと

物理的なビットコインの画像
引用:Pixabay

今までは、自国の紙幣が不安だから、金塊に変えてしまおうという人が世界中にいました。日本国内でもお金を蓄えている人の中には、金塊に変える人はたくさんいました。

ここでなぜ、Bitcoinなのかと疑問に思った方も多くいると思います。Bitcoinは今となっては、株やFXなどと同じように投資して稼ぐものとして捉えられがちでしたが、元々は金塊と同じような役割を担うものでした。

ITの技術進歩によって生まれた「金塊」の代替品としての価値を持っていました。Bitcoinは2100万枚という上限を設けることにより、その国の政府の気分次第で変わってしまう「紙幣」の価値をより普遍的にしよう、さらには世界中のお金を一つにまとめ上げようとする目的のために作られました。

しかし、規模が大きくなることによりデメリットが発生してしまいました。一つは、1以下の小数点まで下がってしまったことにより、価値に際限がなくなってしまったこと。二つ目は、世界的に公になることによって、富裕国の元々持っていた自国のお金の価値を下げまいと、取引に別で税金をかける国が出てきたことです。

しかし、上限が設定されているのはかなり信頼の置けるもので、急激に価値が変わったりしないというのはBitcoinの良い点です。Bitcoinは現在の価値は流動的ですが、この先Bitcoinを通貨と同じように取引できる店舗が増え、世界中のお金が一つになれば、その国の現在の財政や状況に左右されることなく、技術力の高い国が裕福になっていきます。日本としては、現在の状況に変化を加えることにメリットがないので、Bitcoinなどの仮想通貨はできるだけ使われないようにすべきです。

お金は貯金すれば、将来役に立つものではなく、日本円ですら、今銀行に預けているお金でさえ世界の中では常に価値が流動的です。

「お金」とはなんなのか改めて考える機会になれば良いと思っています。

まとめ